【S13 最終38位】欺瞞ラオスミミカイリュー

【初めに】

穏やかと申します。S13お疲れ様でした。
S13で使用した構築について書いてみました。
浅い内容かもしれませんが、お許しください。

*本記事ではダイマックスをDMと記す。

 

 

【結果】

TN:Grapha 最終38位(2082)

 

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【使用した構築】

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【構築のコンセプト】

  • 対面構築の基本(行動保証+高火力先制技)

本構築の基本選出は初手に襷悪ウーラオス、後続に珠ミミッキュと鉢巻カイリューである。この三体はいずれも高い行動保証と高火力の先制技を持っている。初手の襷悪ウーラオスで雑に削り、後続の二体で打ち漏らしを縛る。仮に相手に初手DMされたとしても暗黒強打+不意打ちでかなりのダメージとなるので、初手DMに対しても展開が歪まないことが最大の魅力。

 

  • 構築の見た目を受けサイクルに偽装する

受けサイクルに偽装することで基本選出の通りを良くすることを狙った。選出画面では悪ウーラオスは拘りスカーフ、カイリューは羽休めを活かした耐久型、ポリゴン2は受け駒に見えるため、型の誤認によるeasy winを拾うことができる。また、相手に崩しを重視した歪んだ選出を強要して、それをパワーのある対面選出で押し切っていくこともできる。

 

 

ポケモンの役割】

f:id:calm145:20201201075846p:plain:初手、ストッパー

f:id:calm145:20201201081347p:plain:後続からの詰め

鉢巻カイリュー:後続からの詰め

HCf:id:calm145:20200830025126p:plain:上記で厳しいポケモンに対処するための補完

タラプf:id:calm145:20201201080055p:plain:選出誘導枠(通せる相手には積極的に出す、詳細は個別紹介で)

HBドヒドイデ:選出誘導枠(完全な置物)

 

 

【構築経緯】

最終日の夜まではフェローチェ始動の受けサイクルを使用していた。前期より早く2ロム2050以上に行けたため最後まで使う予定だったが、途中から思うように勝てなくなってしまった。理由としては、終盤に受け寄りの構築が増え、それに伴い環境における崩しの意識が高まったことが挙げられる。そこで一度構築を解体して前期の並びを組み込み、受けに対する厳しいマークを逆手に取ろうとした。

途中まで使用したフェローチェ始動の受けサイクルについてはこちら↓

【S13】美麗ポリヒトデ - ぽかぼかぽけもん日和

 

 

【個別紹介】

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 悪ウーラオス@気合の襷
陽気 不可視の拳
175(0)-182(252)-121(4)-×-80(0)-163(252)
暗黒強打 インファイト 毒突き 不意打ち

対面構築の初手襷枠。
今期はミラーや最速ミミッキュ意識で陽気で採用した。火力が足りないときもあったが動かしやすさを意識したので我慢した。
技構成は基本的な『暗黒強打』、『インファイト』、『不意打ち』、『毒突き』とした。『毒突き』は対カプレヒレ専用技であるため、『雷パンチ』より威力の高いこちらを選択した。
前期より動かしずらかったが対面構築においては必須の存在だった。
受けサイクルに偽装して組んだため、拘りスカーフを想定した立ち回りをされることが多く、楽に試合を拾えることもあった。

 

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ミミッキュ@命の珠
陽気 化けの皮
131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)
影打ち ゴーストダイブ じゃれつく 剣の舞

対面構築の鬼。
今期はミラーや準速ウーラオス意識で最速で採用した。
最速にしたことにより霊技を『ゴーストダイブ』とした。化けの皮と合わせてDMターンを枯らせて便利だった。
エースバーンが増加したため化けの皮の安心感は減ったがそれでも最強のポケモンだった。

 

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カイリュー@拘り鉢巻
意地っ張り マルチスケイル
171(36)-202(236)-115(0)-×-120(0)-130(236)
H:非DM時、A特化ドラパルトのドラゴンアローをマルチスケイル込みで二連続最高乱数以外確定耐え
A:出来る限り高く
S:S+1で最速アーゴヨン抜き抜きとなるS実数値129の上を取れる
逆鱗 ダブルウイング 炎のパンチ 神速

古き良き対面構築のパーツ。
カイリューは前期の個体をそのまま使用した。
技構成は凄まじい火力の出る『逆鱗』、ダイジェットの媒体となり襷や化けの皮を貫通することができる『ダブルウイング』、対ナットレイ意識の『炎のパンチ』、高火力先制技の『神速』とした。
受けサイクルに偽装して組んだため、『神速』で削り切る動きを通しやすかった。

 

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ポリゴン2@進化の輝石
控えめ ダウンロード
191(244)-×-110(0)-172(252)-117(12)-80(0)
H:16n-1
C:特化
D:余り適当
トライアタック 10万ボルト 冷凍ビーム 寝言

上記三体が物理に偏っているため、前期と同様にその補完として採用した。
技構成は暇潰しに打つと何かが起こる『トライアタック』、火力重視の『10万ボルト』、抜群を取りやすい『冷凍ビーム』、おそらく人類で初めてポリゴン2に覚えさせたであろう『寝言』とした。
基本選出ではステルスロック+欠伸の展開が非常に苦しいので『自己再生』を切って『寝言』を採用した。

 

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サンダー@タラプの実
穏やか プレッシャー
197(252)-×-105(0)-145(0)-148(196)-128(60)
H:耐久を上げたいのでぶっぱ
D:タラプの実発動前特化命の珠サンダーの10万ボルト+タラプの実発動後ダイサンダーをほぼ確定耐え
S:S+1で最速アーゴヨン抜き
放電 暴風 身代わり 羽休め

サンダーの選出画面における圧力は他のポケモンの比ではないので選出誘導を期待してとりあえず採用した。
選出誘導枠だができるならば選出に組み込みやすい方がお得なので、相手のサンダーに負けず、DMを切らずとも役割遂行が安定し、単体で攻めから詰ませの動きができるタラプの実とした。
『身代わり』+『羽休め』+プレッシャーの詰ませ性能の高さは非常に魅力的だった。また、タラプの実により、流行していたアタッカーテッカグヤにも抗うことができる点は素晴らしかった。
欠点としては高耐久ポケモンを突破する力が乏しく、TODを狙いに行くはずが逆にTODされてしまう可能性があることが挙げられる。互いに突破不可能な状況に陥った際はサンダーでグダらせながら対戦時間を程よく消化し、タイミング良く裏に引くことで対処することが多かった。それが不可能な場合は仕方なく最終ターン付近に相手が麻痺や混乱で行動不能になることをお祈りした。
たとえ相手を1匹も倒せずともTODの条件で有利に立てればそれで良い」ということをこのポケモンは教えてくれた。対受け構築においてわざわざ崩し枠を用意せずとも相手から突破不可能な駒+攻め駒+TODで勝ちを狙えるのである。サイクル構築のようにダメージの蓄積からアタッカーの一貫を作る崩しができない対面構築にとってはかなり価値があった。

 

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ドヒドイデ@黒いヘドロ
ずぶとい 再生力
157(252)-×-224(252)-73(0)-163(4)-55(0)
熱湯 トーチカ 黒い霧 自己再生

本構築のかわいいかわいいマスコット。選出画面でポリゴン2ドヒドイデの受けサイクルに見えるように必死にアピールすることがお仕事。

 

 

【選出について】
・基本選出

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場合によっては悪ウーラオスを裏に置くことも大切

・サンダーを選出に絡める場合

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対戦の展開を意識して出す順番は相手によって変える
サンダーで詰ませるのが理想

ポリゴン2を選出に絡める場合

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ポリゴン2を出すときは初手が多め

 

 

【最後に】

今期は前期よりも高い結果を出すことを目標に取り組みました。最終順位では前期の結果を少し上回ることはできたのでちょっぴり嬉しかったですが、レートで見ると上位と大きく差が開いており改めて上位勢の凄さを感じるとともに、自分の実力不足を痛感しました。
今期は受けサイクルで対戦しており最後までやりきる予定でしたが、途中で崩壊してしまったことが非常に残念でした。来期こそは練り直してそれなりの形に仕上げたいです。
ここ2シーズンを通してそこそこ勝てるようになってきたので、勝ち癖をつけてより上位に上がれるように取り組みたいです。

Twitter @HDzapdos

 

 

 

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