【初めに】
穏やかと申します。S15お疲れ様でした。
S15で使用した構築について書いてみました。
浅い内容かもしれませんが、お許しください。
*本記事ではダイマックスをDMと記す。
*これまで使用できなかった伝説、所謂禁止伝説は禁伝と略す。
【結果】
TN:ConstellarM7 最終59位(2076)
【使用した構築】
【構築のコンセプト】
- 対面+カイオーガ
本構築の軸は襷悪ウーラオス、珠ミミッキュ、スカーフカイオーガである。対面のパーツとして優秀なウーラオスとミミッキュで場を荒らしてカイオーガで一掃する、もしくは初手カイオーガで超火力を押し付けて有利な状況を作りウーラオスとミミッキュで逃げ切ることを目指す。
【構築経緯】
禁伝ポケモンは一般ポケモンよりパワーが高く、それら全てを対策してサイクルを回すのは難しいと感じたため、対面構築で殴り合うことにした。
禁伝から対面構築を組み始めようとしたが思うように纏まらなかったので、S12~14で使い慣れてる襷悪ウーラオス、珠ミミッキュ、鉢巻カイリュー、HCポリゴン2、タラプサンダー、スカーフウオノラゴンの六体から組み始めることにした。
まず、この中から一体を禁伝に変えた。スカーフカイオーガはスカーフウオノラゴンと近い性能であることに気づき、禁伝枠としてカイオーガを選択した。対面構築において選出誘導は重要である。カイオーガの選出画面での圧力は強く、相手の選出を縛れるため、対面構築に上手く組み込めると考えた。
この六体で対戦したところ、鉢巻カイリューとHCポリゴン2が腐りがちだった。また、レジエレキやゼルネアスがいる構築と受け寄りの構築が重かった。そこで、この二体を抜いて補完枠を新たに採用することにした。対ゼルネアスのためにチョッキメタグロスを、電気の一貫切りと受け崩しのためにラムガブリアスを採用して完成とした。
【ポケモンの役割】
襷 :初手、ストッパー
珠 :ストッパー
スカーフ :初手、スイーパー
タラプ :対特殊、詰ませ
チョッキ :対ゼルネアス
ラム:電気の一貫切り、受け崩し
【個別紹介】
(キョダイ個体)
悪ウーラオス@気合の襷
陽気 不可視の拳
175(0)-182(252)-121(4)-×-80(0)-163(252)
暗黒強打 インファイト 毒突き ふいうち
対面構築の襷枠。
カイオーガの雨を利用できる水ではなく、日食ネクロズマや黒バドレックスを意識して悪を採用した。
ミラーと最速ミミッキュ意識で最速とした。
『毒突き』は打つ機会が少なかったので『カウンター』に変えるべきだった。
襷が潰れてる状態で目の前に格闘技が通り、裏にメタモンがいる可能性があるときは『インファイト』を押してメタモン後出しをケアすることを心掛けた。
ミミッキュ@命の珠
陽気 化けの皮
131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)
影打ち ゴーストダイブ じゃれつく 剣の舞
対面構築の鬼。
ミラーと準速ウーラオス意識で最速とした。意地っ張りで耐久に振った型も候補だったが、準速ウーラオスの上をとれたお陰で拾える対戦もあった。
ザシアン入りに対して特に動かしにくかったが、それ以外には割と戦えていたのでまだまだミミッキュはやれると感じた。
カイオーガ@こだわりスカーフ
臆病 雨降らし
175(0)-×-111(4)-202(252)-160(0)-156(252)
しおふき 根源の波動 雷 冷凍ビーム
禁伝枠。超高級ウオノラゴン。
最速黒バドレックスとミラー意識で最速とした。
技構成はタイプ一致超火力の『しおふき』、命中不安に目をつぶれば安定して打てる『根源の波動』、必中で追加効果の優秀な『雷』、竜に対して打てる『冷凍ビーム』とした。
最終日前日までは凄まじい火力でコンセプトを実現させていた。
最終日にあまりにもメタられすぎており動かしにくく、そういう意味でもウオノラゴンであった。腐っても選出誘導として確かに機能していたが、シリーズ7でウオノラゴンを選出誘導枠として使うこととは明らかに状況が異なっていた。シリーズ8では禁伝と一般で大きく性能差があり、こちらだけ禁伝を思うように扱えない状況はかなり不利であった。そういった意味では禁伝枠で腐りやすいカイオーガを選択したことはミスだった。
サンダー@タラプの実
穏やか プレッシャー
197(252)-×-111(44)-146(4)-140(140)-129(68)
H:耐久を上げたいのでぶっぱ
B:ほぼ全てのラグラージのクイックターンに身代わりが残る、陽気鉢巻悪ウーラオスの暗黒強打を最高乱数切り耐え
D:タラプの実発動前特化命の珠サンダーのダイジェット+タラプの実発動後ダイサンダーを確定耐え
S:S+1で最速アーゴヨン抜きとなるS実数値128の上を取れる
放電 暴風 身代わり 羽休め
実質禁伝ポケその1。
DMを切ることでカイオーガやイベルタル、黒バドレックスと撃ち合える点と攻めから詰ませを単体で行える点を評価して採用した。
技構成は追加効果が優秀な『放電』、一致飛行技の『暴風』、様々な状況で役に立つ『身代わり』、高速再生技の『羽休め』とした。
『怪電波』を持ったサンダーが多く『身代わり』が活きることが多かった。
調整は使い慣れているS14のものを流用したがもっと良いものがあるはずなので誰かこっそり教えて欲しい。
メタグロス@突撃チョッキ
意地っ張り クリアボディ
187(252)-205(252)-150(0)-×-111(4)-90(0)
バレットパンチ 思念の頭突き 雷パンチ アームハンマー
他の五体ではどうにもならないゼルネアスを対処するために補完として採用した。
技構成は一致先制技の『バレットパンチ』、一致技の『思念の頭突き』、対テッカグヤ意識の『雷パンチ』、ダイナックルの媒体になりDM時に崩し性能を大きく上げられる『アームハンマー』とした。
選出する機会は多くなかったが、出した対戦は大体活躍したので補完枠として適切であった。
ガブリアス@ラムの実
陽気 鮫肌
183(0)-182(252)-116(4)-×-105(0)-154(252)
スケイルショット 地震 炎の牙 剣の舞
実質禁伝ポケその2。
電気の一貫切りと受け崩しのために補完として採用した。
不意の状態異常に屈するのは気分が悪いのでラムの実を持たせた。
技構成はS上昇で勝ち筋を大きく広げられる『スケイルショット』、一致技の『地震』、地面に耐性のある鋼を焼ける『炎の牙』、崩し性能を上げるための『剣の舞』とした。
補完としての採用だったが凄まじい活躍をしてくれた。AとSを上昇させる手段を持っているため勝ち筋を幅広くとることができ、DM時はダイドラグーンとダイアースで実質的な耐久を伸ばせるため打ち合いに非常に強かった。また、特性の鮫肌も優秀で削りを入れて後続の圏内に押し込むことができ、伝説が多く存在するSラインを上回っているのも素晴らしかった。
『スケイルショット』が肝心な時に当たらない、もしくは二発でとまることだけが欠点だった。
【最後に】
今期は非常に悔しいシーズンでした。途中まではとても調子が良く、最終日の夜23時頃に2ロムでレート2070前後に到達した時は上位を目指せるかもとウキウキしていました。しかし、その約二時間後メインロムが1900まで落ちてメンタルがぐにゃぐにゃになってしまいました。そこで構築を組み替えてサブロムを動かすことを考えましたが、なんとボックスにいる育成済みの禁伝がカイオーガとザシアンの二体しかおらず、絶望しました。シリーズ8は構築相性ゲーの要素が強いと理解しておきながら、複数の構築を用意しなかったことを激しく後悔しました。
何とも言えない順位で終わりましたが、このルールについての理解度は深まったのでムゲンダイカップではそれなりに頑張りたいです。
Twitter @HDzapdos
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