【S5 最終84位】展開ディンルーカイリュー
【初めに】
穏やかと申します。S5お疲れ様でした。
S5で使用した構築について書いてみました。
浅い内容かもしれませんが、お許しください。
【結果】
TN:Uexküll 最終84位(2106.762)
【使用した構築】
間違ってレンタル消してしまいました 正しくはこちら チームID 32K546
【構築のコンセプト】
-
対面・サイクル・積み・詰ませの要素を幅広く取り入れて柔軟に立ち回る
【個別紹介】
ディンルー@オボンの実
腕白 災いの器
毒テラスタル
260(236)-131(4)-179(140)-×-113(100)-69(28)
地震 カタストロフィ ステルスロック 吹き飛ばし
B:意地パオジアンの氷柱落としオボン込み確定2耐え
D:臆病ハバタクカミのムーンフォースオボン込み確定2耐え
臆病眼鏡テツノツツミのハイドロポンプ確定耐え
S:無振りカバルドン抜き抜き(即ちミラー意識)
初手。
特性を含めた異常な耐久を盾に削りを入れる。
適切に技を押して、後続の圏内に押し込む。
テツノツツミやハバタクカミ意識で毒テラスタルにしたが一度も切らなかった。
カイリュー@厚底ブーツ
意地っ張り マルチスケイル
ノーマルテラスタル
183(132)-204(252)-116(4)-×-121(4)-115(116)
神速 地震 龍の舞 羽休め
S:+1で最速ガブ抜き抜き抜き(即ちミラー意識)
構築の絶対的なエース。
持ち物は、ディンルーミラーなどお互いにステルスロック撒く展開になった時にアドバンテージを取れる厚底ブーツとした。
サイクルに介入しやすいように羽休めを採用した。サーフゴーの電磁波と合わせることで起点にできる範囲を拡大できる。
サーフゴー@ゴツゴツメット
図太い 黄金の体
飛行テラスタル
191(228)-×-161(252)-154(4)-112(4)-107(20)
祟り目 ゴールドラッシュ 自己再生 電磁波
H:16n-1
S:麻痺した最速ドラパルト抜き
カイリューとの守りの相性補完に優れた鋼枠。
持ち物は、電磁波や自己再生を押すターンでも削りの手段になり得るゴツゴツメットとした。
地震や地割れを透かすために飛行テラスタルとした。
サイクルに介入するために大きく耐久に振って自己再生を採用した。
足を奪って機能停止させたり、安易な後出しを咎めるために電磁波を採用した。
ハッサム@メタルコート
意地っ張り テクニシャン
水テラスタル
177(252)-165(0)-139(148)-×-114(108)-85(0)
バレットパンチ 泥棒 テラバースト(水) 剣の舞
B:陽気ガブリアスの鉢巻地面テラス地震確定耐え
D:臆病ハバタクカミのシャドーボール確定2耐え
カイリューとの攻めの相性補完に優れた鋼枠。
持ち物は、足りない火力を補うためにメタルコートとした。
飛んでくる炎技を受けて返り討ちにするために水テラスタルでテラバーストを採用した。
ハバタクカミ@拘り眼鏡
臆病 古代活性
フェアリーテラスタル
131(4)-×-75(0)-187(252)-155(0)-205(252)
ムーンフォース シャドーボール マジカルフレイム サイコショック
構築に足りない特殊の瞬間火力と素早さを補う枠。
火力を求めて拘り眼鏡のフェアリーテラスで採用した。
ドオーの後出しを咎めるためにサイコショックを採用した。
物理への行動保証が全くないので、確実に勝てる対面だけ着地させることを意識した。
S+1カイリューより速く、神速を透かせるのが偉い要素だった。(陽気カイリューはいないものとする。)
ヘイラッシャ@食べ残し
腕白 天然
フェアリーテラスタル
257(252)-120(0)-180(228)-×-85(0)-59(28)
ウェーブタックル 地割れ 欠伸 守る
S:無振りヘイラッシャ、キョジオーン抜き抜き抜き抜き
物理へのクッション兼詰ませ。
ディンルーと合わせることでステルスロック欠伸展開ができる。
ハバタクカミを動かす回数を増やすために選出することが多かった。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。
一応2桁に残ることは出来ましたが、もっとレートを伸ばしたかったので悔しいです。2050~2099でウロウロして時間を失ってしまいました。もう少し計画的にレートを上げていって、最終日を大事に使いたいです。
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サムネ用画像
【S2 最終39位】対面クエスドラパ
【初めに】
穏やかと申します。S2お疲れ様でした。
S2で使用した構築について書いてみました。
浅い内容かもしれませんが、お許しください。
【結果】
TN:Lys Gracieux 最終39位(2199.335)
【使用した構築】
【構築のコンセプト】
- 機械的に動いて勝つ
本構築の基本選出はクエスパトラ⇒ドラパルト⇒ミミッキュorカイリューである。
具体的な流れとしては
クエスパトラで1体倒し、後続にルミナコリジョンを当てて退場。
↓
D2段階下降により、ドラパルトの特殊火力を疑似的に上昇させることで、もう1体倒す。
↓
ラスト1体に呪いを刺して退場し、行動保証と先制技があるポケモン(ミミッキュorカイリュー)で押し切る。
この動きはプレイヤーの腕に依存せず、わかりやすく強い。構築段階で行動を決め打ちすることで、対戦中の噛み合い要素を減らす。
【ポケモンの役割】
オボンの実:初手
気合の襷:2番手
命の珠:3番手
厚底ブーツ:3番手
イカサマダイス:対受け、ギミック
食べ残し:ステルスロック展開
【個別紹介】
クエスパトラ@オボンの実
控えめ 加速
格闘テラスタル
202(252)-×-96(124)-149(116)-81(4)-127(12)
ルミナコリジョン シャドーボール テラバースト(格闘) 守る
B: 格闘テラスを切った場合、鉢巻特化マスカーニャの叩き落とす+特化ノーマルカイリューの神速を98.83%で耐える
D:特化サーフゴーのゴールドラッシュ確定耐え
C:H実数値191(16n-1意識)D実数値111(無振り)サーフゴーをルミナコリジョン+D2段階下降シャドーボールで確殺
基本選出の初手。
技構成は、打っているだけで受けすら潰せる破格の一致技『ルミナコリジョン』、ルミナコリジョンに受け出してくるサーフゴーへの打点となる『シャドーボール』、エスパーの一貫を切ってくる悪に刺さる『テラバースト(格闘)』、Sを上げる『守る』とした。
『ルミナコリジョン』の性質上、打ち合いに強いポケモンなので、オボンの実を持たせて耐久に大きく振ることで対面性能を上げて、強みを伸ばした。
S1よりもプレイヤー達がこのポケモンへの理解度を深めていたため初手から不利対面になることも多かったが、テラスタルを即切ることである程度解決できた。テラスタルを雑に使っても、裏のドラパルト+ミミッキュorカイリューで押し切れるのが大きかった。
ドラパルト@気合の襷
うっかりや すりぬけ
ゴーストテラスタル
163(0)-141(4)-95(0)-167(252)-85(0)-194(252)
シャドーボール 流星群 不意打ち 呪い
基本選出の2番手。
技構成は一致技の『シャドーボール』と『流星群』、削れたスカーフサーフゴーを縛ったりと便利な先制技の『ふいうち』、裏の行動保証持ちと合わせて大きく削れる『呪い』とした。『呪い』は耐久の高いポケモンを潰す際にも役に立った。
テラスタルは安定した高い打点が欲しかったのでゴーストを選択した。
クエスパトラのルミナコリジョンから繋げることで疑似的に火力を上げることができ、舞ったカイリューなどを簡単に切り返すことができる。
ミミッキュ@命の珠
意地っ張り 化けの皮
フェアリーテラスタル
131(4)-156(252)-100(0)-×-125(0)-148(252)
影撃ち ドレインパンチ じゃれつく 剣の舞
基本選出の3番手。
鋼サザンドラやドドゲザンを意識して『ドレインパンチ』を採用した。
テラスタルはタイプで無効化されるゴーストではなくフェアリーを選択した。
化けの皮を盾にストッパーとしての役割を果たしてくれた。
カイリュー@厚底ブーツ
意地っ張り マルチスケイル
ノーマルテラスタル
185(148)-204(252)-115(0)-×-120(0)-114(108)
神速 けたぐり 地震 龍の舞
S:+1で最速ガブリアス抜き
基本選出の3番手。
技構成は高火力先制技の『神速』、ドドゲザンやノーマルカイリューに刺さる『けたぐり』、サーフゴーへの打点となる『地震』、積み技の『龍の舞』とした。
ストッパーとしての役割を確実にこなすために厚底ブーツを持たせた。S1よりもステルスロック展開は減っていたため有効に働く場面は少なかったが、見えないステルスロックに臆することなく選出できるという意味ではよかったと思う。
キノガッサ@イカサマダイス
意地っ張り テクニシャン
電気テラスタル
167(252)-200(252)-100(0)-×-80(0)-91(4)
マッハパンチ タネマシンガン テラバースト(電気) 剣の舞
受けループと麻痺から身代わりを残すギミックを破壊する。
生存できるターンを1ターンでも伸ばしたかったのでSを捨てて耐久を上げた。
確実な役割遂行のためにイカサマダイスを持たせた。
電気テラスタルにした理由は2つ。1つは対受けループでタネマシンガンの一貫を切れるのは、ラウドボーンを除くと、アーマーガアか飛行テラスタルをした物理受け(クレベースなど)であり、相性補完として優れているからだ。もう1つは麻痺を入れて身代わりを残そうとするギミックに対して、タネマシンガンと合わせて強く出れるからだ。
このポケモンのお陰で受けループやギミックに高い勝率を出せたので精神的に良かった。
トリトドン@食べ残し
図太い 粘着
地面テラスタル
218(252)-×-132(252)-112(0)-103(4)-59(0)
大地の力 れいとうビーム ステルスロック 欠伸
ステルスロック展開がしたいときに出す。
物理偏重な環境なのでHBにした。
水技は押されることがないと考え、トリックに強い粘着にした。
欠伸を連打することで回復できる食べ残しを持たせて場持ちを良くした。
このポケモンを絡めることで単純な対面選出以外もできるようになり、選出に幅が生まれた。
【選出と立ち回り】
・基本選出
⇒⇒or
クエスパトラの通りが悪くない限りはこの選出。
クエスパトラで1体倒してルミナコリジョンを当てて退場。
ドラパルトでD2段階下降を利用し1体倒す。その後呪いで退場。
ミミッキュorカイリューで詰める。
・行動保証ゴリ押し
クエスパトラの通りが悪い時の選択肢。
出す順番は柔軟に。
先制技と行動保証で押し切る。
・ステルスロック展開
()から2体
クエスパトラの通りが悪いときの選択肢。
ステルスロックを撒ければ有利に戦えそうな構築に対して。
出す順番は柔軟に。
・対受けループ
()から2体
キノガッサが剣の舞を積む余裕が欲しいのでドラパルトかクエスパトラを使って有利な対面を作る。タイプで攻めることでテラスタルを強要すると簡単に崩せる。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。
久しぶりに勝つことができて嬉しいです。剣盾の伝説2体ルールが始まってから1年間、全く勝てていませんでした。本気でポケモンに向き合っても最終4,5桁で終わることもあり、苦しかったです。何度も何度もやめたくなりましたが、諦めずに取り組んできて本当によかったです。
次は良い流れを途切れさせることなく安定して結果を残せるようになりたいです。
何かあれば気軽にどうぞ。↓
【S25 最終21位】制圧ジガルデエスバサンダー
【初めに】
穏やかと申します。S25お疲れ様でした。
S25で使用した構築について書いてみました。
浅い内容かもしれませんが、お許しください。
【結果】
TN:Grapha 最終21位(2046)
【使用した構築】
【構築のコンセプト】
【構築経緯】
対策の薄い構築であれば一方的に勝つことができ、不利な伝説にも展開次第で打ち勝てるジガルデから組み始めた。メタを張られていない限り、積み始めたジガルデを正面から突破するのは難しく、仮に突破できたとしても相手はかなり消耗する。そこで、ジガルデで荒らして後発ダイマックスで詰め切る、もしくは先行ダイマックスで消耗させてジガルデで詰ませるといったコンセプトで組むことにした。
コンセプトを実現させるために、強力なダイマックスエースである珠エースバーンと嘴サンダーを採用した。この二体は単純に強力なだけでなく、エースバーンにダイアタック(ギガインパクト)、サンダーに電磁波を覚えさせることで、相手の素早さを操作してスムーズにジガルデに繋げられるため相性が良い。
ジガルデで消耗させて後発ダイマックスを通すパターンをとる時にジガルデの積みを補助する初手要員が欲しかったので、襷電磁波オーロンゲを採用した。ジガルデとの相性補完が優れており、特に苦手なドラパルトに強い点が魅力である。
この四体ではカバルドンの欠伸展開が重くなるので、そこに強く出られる砂かき鉢巻ウオノラゴンを採用した。
最後に、ゼルネアスなどの積みに対抗でき、選出と立ち回りの幅を広げられるスカーフメタモンを採用して完成とした。
【ポケモンの役割】
残飯:詰ませ、クッション
珠:ダイマックスエース
嘴:ダイマックスエース
襷:初手、龍技の一貫切り
鉢巻:対カバルドン
スカーフ:対ゼルネアスなどの積み
【個別紹介】
ジガルデ@食べ残し
腕白 スワームチェンジ
通常:212(236)-121(4)-173(132)-×-116(4)-132(132)
PF :321(236)-121(4)-173(132)-×-116(4)-122(132)
サウザンアロー 蛇睨み とぐろを巻く みがわり
S:通常時で準速ネクロズマ抜き抜き抜き(即ちミラー意識)
伝説枠。
特性を含めた異常な耐久と蛇睨みによる誤魔化し性能により、他の伝説枠より選出に絡めやすく、構築のパワーやコンセプトを維持しやすいのが特徴。
本構築ではジガルデで相手を詰ませる、もしくは消耗させることを目指す。
ちなみに強すぎてシーズンが終わるまでダイマ飴を与えてないことに気づかなかった。思い返すと、これで落としていた対戦もあったのでただただショックである。
(キョダイ個体)
エースバーン@命の珠
陽気 リベロ
155(0)-168(252)-95(0)-×-96(4)-188(252)
火炎ボール ギガインパクト 飛び跳ねる 不意打ち
ダイマックスエースその1。
高い火力と広い技範囲を持っており、ダイマックス中の技選択を適切に行うことで中途半端な後出しを許さずに数的有利を取ることができる。
珠エースバーンの性格は火力が上がる意地っ張りが多いが、今回はザシアンのSラインを意識して陽気にした。これにより、ダイジェットを強要されないため技選択がしやすくなり、ダイマックスが無くともザシアン軸を詰め切れるようになる。実際に対ザシアン軸において、柔軟に動かすことができたのでこの判断は正解だった。
非ダイマックス時の動きやすさを上げるために不意打ちを採用した。
サンダー@鋭い嘴
臆病 静電気
165(0)-×-106(4)-177(252)-110(0)-167(252)
10万ボルト 暴風 熱風 電磁波
ダイマックスエースその2。
静電気と電磁波、絶妙なSのおかげで選出した際に腐りにくいのが特徴。
サンダーの通りが悪くない場合は雑にダイマックスを切って数的有利を取りつつ、裏のポケモンに電磁波を押してジガルデに繋げる。
オボンカバルドンに受け出されて欠伸展開に持ち込まれるのを拒否するために鋭い嘴を持たせた。
構築的に羽休めで粘るよりも技範囲を広げて役割対象を増やした方が選出しやすいと考え、鋼タイプへの打点となる熱風を採用した。
オーロンゲ@気合の襷
意地っ張り 悪戯心
170(0)-189(252)-89(28)-×-95(0)-109(228)
ソウルクラッシュ 不意打ち パワーウィップ 電磁波
B:意地水ウーラオスの水流連打を81.3%で耐える、陽気鉢巻フェローチェのトリプルアクセルを93.8%で耐える
初手要員。
広い技範囲と高火力不意打ち、先制電磁波の存在により腐りにくい。
適度に殴り合いつつ、電磁波を入れてジガルデに繋げる。
相手目線で何をしてくるのかわかりずらく、こちらのやりたいことをひたすら押し付けることができた。個人的に電磁波ボルトロスより動かしやすいと感じた。
初手要員だがドラパルト入りに対しては裏においてジガルデからの引き先とする。
ウオノラゴン@拘り鉢巻
意地っ張り 砂かき
165(0)-156(252)-121(4)-×-100(0)-127(252)
エラがみ 逆鱗 ロックブラスト ねごと
カバルドンの欠伸展開に圧力をかける枠。
竜王戦ルールでは結果を出している構築を見る限り、カバルドンやバンギラスと同居していないウオノラゴンは頑丈顎のスカーフか鉢巻である。本構築ではメタモンと同居しており、相手目線では頑丈顎の鉢巻に見える。そのため、ダイロックからの奇襲が通りやすく、刺さりが良い構築に対してはダイマックスエースその3として動かした。
メタモン@こだわりスカーフ
臆病 変わり者
155(252)-×-×-×-×-110(252)
変身
S:最速(カイオーガなどのスカーフ判別ができる)
ゼルネアスなどの積みへの切り返し。
メタモンの働きは不安定だが1体だけで厳しい構築に対しても勝ち筋を作れるので、構築同士の有利不利が明確に存在するこのルールでは対策枠の圧縮という意味でも優れているポケモンだと感じた。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今期は最終的に勝ち切ることはできなかったものの、最終日の一桁~二桁で何度も対戦することができたので非常に楽しめました。
シーズンが終わって構築を眺めていたらジガルデのダイマックスレベルが0だったことに気づいたときは衝撃を受けました。相手のイベルタル火力おかしいだろ~と違和感を感じることはありましたが、負けた対戦の反省に気を取られてすぐに忘れてしまいました。ただ、これは自分のミスであり実力でもあるので言い訳にせず、もっと良い結果を出せるように頑張りたいと思います。
何かあれば気軽にどうぞ
サムネ用画像
【S24 最終33位】襟巻ムゲンボルトランド
【初めに】
穏やかと申します。S24お疲れ様でした。
S24で使用した構築について書いてみました。
浅い内容かもしれませんが、お許しください。
【結果】
TN:Rusty red 最終33位(2027)
【使用した構築】
【構築のコンセプト】
【構築経緯】
S24ではムゲンダイナへの対策が薄く、明らかに他の伝説より動かしやすいことに気づいたため、ムゲンダイナから構築を組み始めることにした。持ち物は拘りスカーフとした。初手ダイマックスで荒らし、スカーフムゲンダイナで返しのダイマックスを仕留める動きがプレイヤーの腕に依存せず、わかりやすく強いと感じたためである。
初手ダイマックス+スカーフムゲンダイナの動きを作るために、ダイマックスエース枠でラム負けん気化身ボルトロスと珠エースバーンを採用した。ボルトロスは欠伸展開とカイオーガ軸に対して強い点、エースバーンはヌオー程度の受け駒であれば後出しを許さずサンダーなどと撃ち合える点を評価して採用した。
初手ダイマックス+スカーフムゲンダイナの動きだけでは単調すぎるので展開に幅を持たせるためにHBオボン剣舞ランドロスを採用した。物理へのクッションになりつつ自然に攻めに転じることができ、ムゲンダイナが一貫を取りにくいザシアン軸への勝ち筋になれるのが魅力である。
この四体では受け寄りの構築に勝つのが難しいので鉢巻悪ウーラオスを採用した。ムゲンダイナ、霊獣ランドロス、悪ウーラオスの三体は互いに相性補完がとれているため対面寄りのサイクルも仕掛けられるようになる。
最後に、相手のダイマターン枯らしや受け崩し、ムゲンダイナの一貫作り、ジガルデ対策、ムゲンダイナミラーでの龍技の一貫切りといった様々な役割を器用にこなせる呪い痛み分けミミッキュを採用して完成とした。
【ポケモンの役割】
スカーフ:中盤から出して切り返す
オボン:物理へのクッション
ラム:ダイマックスエース
鉢巻:受け崩し
フィラ:受け崩し、ターン稼ぎ、龍技の一貫切りなど
珠:ダイマックスエース
【個別紹介】
ムゲンダイナ@拘りスカーフ
控えめ プレッシャー
225(76)-×-116(4)-214(236)-117(12)-173(180)
ダイマックス砲 ヘドロウェーブ 火炎放射 シャドーボール
B:陽気霊獣ランドロスの地震最高乱数切り耐え
C:なるべく高く
B<D(DL調整)
D:臆病黒馬バドレックスのサイコキネシス確定耐え
S:+2準速ネクロズマ抜き、+1準速エースバーン抜き抜き抜き(即ちミラー意識)
伝説枠。
ボルトロスやエースバーンと同時選出する際は裏から出して相手のダイマックスを切り返しつつ、そのまま一掃する。
ランドロスと同時選出する際は二体の相性補完を活かして短いサイクルを形成し、ダメージレースを制する。
火力耐久素早さの全てが高いレベルで纏まっており、技の一貫さえ取れれば凄まじい制圧力を発揮するので、このポケモンの一貫を作ることを第一に立ち回る。
霊獣ランドロス@オボンの実
腕白 威嚇
196(252)-168(20)-149(204)-×-101(4)-115(28)
地震 空を飛ぶ 岩石封じ 剣の舞
B:陽気ザシアンの巨獣斬を95.4%で2耐え
S:+1で最速ウツロイド抜き抜き(ミラー意識)
物理へのクッションでありながら、剣の舞とダイマックスを絡めることでエースとしての運用もできる万能ポケモン。
ムゲンダイナとの相性補完に優れており、単なる初手ダイマックス構築で終わらない動きの幅を生み出す。
化身ボルトロス@ラムの実
陽気 負けん気
155(4)-167(252)-90(0)-×-100(0)-179(252)
ワイルドボルト 空を飛ぶ 馬鹿力 ビルドアップ
カイオーガ軸と欠伸展開に強いダイマックスエース。
今期のカイオーガ軸はカバルドンを採用して欠伸展開を絡めるのでラムの実の発動機会は多かった。
負けん気ボルトロスというポケモン自体のスペックはそこまで高くないが悪戯心ボルトロスの存在により自由に動けるターンを貰いやすく、スペック以上に場を荒らすことができる。特に相手が存在しない電磁波をケアして霊獣ランドロスに引いた瞬間に爆発的なアドバンテージを得ることができる。
本構築ではボルトロスとランドロスが同居しており、選出画面では対面操作技を絡めてコントロールしながら有利対面を作る構築にも見えるため、型の誤認による勝ちを拾いやすい。
負けん気は威嚇だけでなくダイアタックやダイドラグーンなどのダイマックス技でも発動するため、ダイマックス同士の打ち合いに強い。
最速ASにしたが明らかにSが過剰なので削るべきだった。
(非キョダイ個体)
悪ウーラオス@拘り鉢巻
陽気 不可視の拳
175(0)-182(252)-121(4)-×-80(0)-163(252)
暗黒強打 インファイト 不意打ち 燕返し
崩し枠。
バンギラスやヒードラン、ラッキーといったムゲンダイナが苦手とするポケモンに強く、その裏に負荷をかけて崩していく。
ダイキノコを手に入れるのが非常に難しいためキョダイ個体にできなかった。キョダイイチゲキを打てないことで負けたことはなく、むしろダイアークからムゲンダイナに繋いで拾えた対戦もあったので悪くなかった。
ミミッキュ@フィラの実
陽気 化けの皮
131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)
じゃれつく 呪い 身代わり 痛み分け
受け崩し、ターン稼ぎ、龍技の一貫切りなど色々できる便利なポケモン。
受け寄りの構築に対してはこのポケモンから鉢巻悪ウーラオスを展開することで楽に崩すことができる。
相手のダイマックスに対して身代わりを連打することで凌ぎつつ、呪いや痛み分けで削り後続の圏内に押し込むこともできる。
ムゲンダイナの一致技は無効タイプが存在することから、ムゲンダイナの一貫を作るうえで相手を削るだけでなく倒す必要性がある。そのため、Sの補助となる電磁波よりもじゃれつくを優先した。
(キョダイ個体)
エースバーン@命の珠
陽気 リベロ
155(0)-168(252)-95(0)-×-96(4)-188(252)
火炎ボール ギガインパクト 飛び跳ねる 不意打ち
ダイマックスエースその2。
中途半端な後出しを許さないため数的有利を作りやすく、ムゲンダイナの一貫を自然に作れるのが魅力。
非ダイマックス時の動きやすさを向上させて、ダイアークからムゲンダイナに繋げるために不意打ちを採用した。
【選出と立ち回り】
気分で選出することもよくあったのであくまで参考までに
・対カイオーガ
↓
ムゲンダイナ+ボルトロス+ウーラオス
初手ダイマックスボルトロスで荒らしてムゲンダイナとウーラオスで詰め切る。
・対ザシアン(攻め)
ランドロスをクッションとして丁寧に動かしつつボルトロスorエースバーンにダイマックスを切り、ムゲンダイナとランドロスの相性補完を活かして詰め切る。
ランドロスの通りが良さそうな場合は有利対面から剣の舞を積み、ダイマックスで崩していく。(この場合は非ダイマックスで弱いボルトロスは出さない)
・対ザシアン(受け駒入り)
↓
ムゲンダイナ+ランドロス+ウーラオスorミミッキュ
or
受け駒と同居しているザシアン軸にはこの選出。
かなり不利な構築なので目の前のポケモンを無視して積極的に裏に向かって技を押す。
S24ではヌオー入りが多く、レートを伸ばしきれなかった原因だと考えられる。
・対日食ネクロズマ
↓
ムゲンダイナ+ランドロス+ウーラオス
3体の相性補完を活かして短いサイクルをする。ネクロズマ以外の二体を落とし、数的有利を保ったままネクロズマにウーラオスの暗黒強打が入る状況に持っていく。
・対ムゲンダイナ(受け)
↓
ムゲンダイナ+ウーラオス+ミミッキュ
ミミッキュの呪い痛み分けからウーラオスを展開して崩す。
・対ムゲンダイナ(攻め)
↓
ムゲンダイナ+(ミミッキュ、エースバーン、ランドロス)から2体
(,,)から2体
ムゲンダイナの龍技の一貫さえ取れれば楽に勝てるのでそれを目指す。
構築的に困難な場合はランドロスかエースバーンを通す。
・対黒馬バドレックス
↓
ムゲンダイナ+エースバーン+ウーラオス
適当に荒らして、ムゲンダイナで詰める。
・対ジガルデ
↓
ムゲンダイナ+ミミッキュ+ランドロス
ジガルデに一度起点にされても良いので龍技の一貫を作るように立ち回る。ジガルデに展開された場合はミミッキュで流しつつ誤魔化す。
・対イベルタル
↓
ムゲンダイナ+ミミッキュ+ランドロスorボルトロス
or
初手のイベルタルにムゲンダイナを合わせて一度流し、ミミッキュを展開する。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。
シーズン中盤から忙しく対戦することができず、最終日前日からの挑戦になりましたがそれなりに勝ててよかったです。
何かあれば気軽にどうぞ
サムネ用画像
【S22 最終48位】紺碧ザシアンガブリアス
【初めに】
穏やかと申します。S22お疲れ様でした。
S22で使用した構築について書いてみました。
浅い内容かもしれませんが、お許しください。
【結果】
TN:Rusty red 最終48位(2075)
【使用した構築】
【構築のコンセプト】
- ザシアンで選出誘導しガブリアスの起点を作る
本構築の軸はザシアン+残飯ガブリアスである。選出画面において、ザシアンはサンダー、ロトムなどを強烈に誘う。これらの多くはガブリアスで身代わりを残すことで起点にすることができる。
上でも述べた通り、ザシアンはサンダーやロトムを呼ぶが、これらのポケモンはボルトチェンジを駆使してサイクルを回すことができ、電磁波が無効な電気タイプである。つまり、ミミッキュを処理するために電磁波のタイミングに合わせて投げてボルトチェンジを打たれることになるので、そこにガブリアスを合わせることで自然に展開でき、ミミッキュを裏に残しやすい。単純に電磁波呪い+残飯身代わりが噛み合うのも良いポイント。
【構築経緯】
コンセプトを形成するザシアン、残飯ガブリアス、粉ミミッキュからスタート。
スタート時点で対面的に動く構築になることが予想されたので襷枠から決めることにした。行動保証のある襷枠は選出画面で腐ると勿体ないので、様々な構築に選出しやすいウルガモスとした。耐久が低く先制技で縛られやすいため初手としての性能は低いが、ザシアンの型を対面性能が高い型にすることで初手から出しやすくして、粉ミミッキュに初手を頼りきらないように工夫した。
この4体はマンムーやヒードラン、ランドロスを強く誘うので、補完としてそれらに強い水ウーラオスを採用した。
ここまでで受け寄りの構築が重かったので、補完としてミミッキュから展開することで崩せる珠両刀テッカグヤを採用して完成とした。
【ポケモンの役割】
王 :選出誘導枠、エース
残飯:エース
粉:初手、ストッパー、受け崩し
襷:中盤から出して切り返す
スカーフ:中盤から出して切り返す
珠:受け崩し、地面の一貫切り
【個別紹介】
ザシアン@朽ちた剣
意地っ張り 不撓の剣
197(236)-244(252)-136(4)-×-136(4)-170(12)
巨獣斬 じゃれつく 炎の牙 電光石火
S:最速ガブリアス抜き
伝説枠。
限界まで火力が欲しかったのでA特化。環境のSラインを把握できないまま、中途半端にSに振っても努力値の無駄になるので最低限の最速ガブリアス抜き。残りは耐久とした。
技構成は一致技の『巨獣斬』『じゃれつく』、ナットレイが嫌いなので『炎の牙』、Sの低さを補って対面性能が向上する『電光石火』とした。
強烈な選出誘導力でサンダーやロトムといったガブリアスの起点になるポケモンを誘うことができ、高い対面性能のお陰で選出しやすいのが魅力。
ガブリアス@食べ残し
陽気 鮫肌
183(0)-182(252)-116(4)-×-105(0)-169(252)
スケイルショット 地震 身代わり 剣の舞
本構築の要。
調整は特に思いつかなかったので陽気ASにした。
技構成はS上昇しつつ殴れる『スケイルショット』、一致技の『地震』、火力を上げる『剣の舞』、鬼火などの補助技や命中率に難のある攻撃技に対して残して積む隙を作る『身代わり』とした。
サンダーに対して『身代わり』を連打することになるので食べ残しを持たせた。
ザシアンが誘うサンダーやロトム、もしくはミミッキュの電磁波で麻痺したポケモンを起点に抜いていく。
ミミッキュ@光の粉
臆病 化けの皮
131(4)-85(0)-120(156)-×-137(96)-162(252)
電磁波 呪い 痛み分け みがわり
ボックスにいた個体をそのまま使ったので調整意図は不明
初手に出せば偵察しつつ削りを入れ、裏から出せばストッパーにもなり、受け寄りの構築に出せば崩しにもなる器用なポケモン。
このポケモンを処理するために電気無効のポケモンでとんぼがえりやボルトチェンジを打たれることが多い。環境でこの動きをするのはランドロスやサンダー、ロトムであり、これらのポケモン達はザシアンを通す上で障害になるが、そこをミミッキュで削りザシアンの通りを良くすることができる。また、ボルトチェンジのタイミングでガブリアスを着地させれば起点を作りつつ、ミミッキュを裏に残しておくことができる。
ウルガモス@気合の襷
臆病 虫の知らせ
161(4)-×-85(0)-187(252)-125(0)-167(252)
炎の舞 虫のさざめき サイコキネシス 蝶の舞
ヒードランなどの極端に不利をとるポケモンがいる場合を除き、幅広い構築に選出できることを評価して採用した。
対面的に動くことになるので気合の襷を持たせた。
技構成は殴りながらCを上げられる『炎の舞』、虫の知らせに対応し便利な音技の『虫のさざめき』、ムゲンダイナ軸に選出しやすくなる『サイコキネシス』、積み技の『蝶の舞』とした。
水ウーラオス@拘りスカーフ
陽気 不可視の拳
175(0)-182(252)-121(4)-×-80(0)-163(252)
水流連打 インファイト 冷凍パンチ 蜻蛉帰り
構築がマンムーやヒードラン、ランドロスを誘うので、それらに強い水ウーラオスを採用した。
環境的に一致技の一貫性を作りやすいと感じ、削りが入った対戦中盤以降に相手全体を縛りやすい拘りスカーフを持たせることにした。
ザシアンやウルガモスなどが選出画面で圧力をかけてくれるお陰で、水ウーラオスが止まらない選出をされることが多く、補完としての採用だったがかなり活躍してくれた。
終盤増えた襷マンムーを1ターンで処理できるのが偉かった。
テッカグヤ@命の珠
意地っ張り ビーストブースト
173(4)-168(252)-123(0)-114(0)-121(0)-113(252)
ヘビーボンバー 地震 種爆弾 大文字
要改善ポイント。
ミミッキュと一緒に選出することで受けを崩せると思い採用した。しかし実際に使ってみると、絶妙にムゲンダイナを押しきれないことが多く、この枠は適切ではなかったと感じた。
また、受け以外に対しては選出画面で地面の一貫を切るだけの置物と化していた。
この枠をもっと煮詰めることができればレートを伸ばせたと思う。
【最後に】
対戦していないシーズンもありましたが、しばらくの間全く勝てなかったので嬉しかったです。上位を見るともっと頑張らなければならないと感じますが、何度も最終4桁でボロボロになっていた自分にしては良くやったと思います。
次のシーズンも良い調子を保ちつつ、勝ち癖をつけていきたいです。
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【S15 最終59位】黒雨ラオスミミオーガ
【初めに】
穏やかと申します。S15お疲れ様でした。
S15で使用した構築について書いてみました。
浅い内容かもしれませんが、お許しください。
*本記事ではダイマックスをDMと記す。
*これまで使用できなかった伝説、所謂禁止伝説は禁伝と略す。
【結果】
TN:ConstellarM7 最終59位(2076)
【使用した構築】
【構築のコンセプト】
- 対面+カイオーガ
本構築の軸は襷悪ウーラオス、珠ミミッキュ、スカーフカイオーガである。対面のパーツとして優秀なウーラオスとミミッキュで場を荒らしてカイオーガで一掃する、もしくは初手カイオーガで超火力を押し付けて有利な状況を作りウーラオスとミミッキュで逃げ切ることを目指す。
【構築経緯】
禁伝ポケモンは一般ポケモンよりパワーが高く、それら全てを対策してサイクルを回すのは難しいと感じたため、対面構築で殴り合うことにした。
禁伝から対面構築を組み始めようとしたが思うように纏まらなかったので、S12~14で使い慣れてる襷悪ウーラオス、珠ミミッキュ、鉢巻カイリュー、HCポリゴン2、タラプサンダー、スカーフウオノラゴンの六体から組み始めることにした。
まず、この中から一体を禁伝に変えた。スカーフカイオーガはスカーフウオノラゴンと近い性能であることに気づき、禁伝枠としてカイオーガを選択した。対面構築において選出誘導は重要である。カイオーガの選出画面での圧力は強く、相手の選出を縛れるため、対面構築に上手く組み込めると考えた。
この六体で対戦したところ、鉢巻カイリューとHCポリゴン2が腐りがちだった。また、レジエレキやゼルネアスがいる構築と受け寄りの構築が重かった。そこで、この二体を抜いて補完枠を新たに採用することにした。対ゼルネアスのためにチョッキメタグロスを、電気の一貫切りと受け崩しのためにラムガブリアスを採用して完成とした。
【ポケモンの役割】
襷 :初手、ストッパー
珠 :ストッパー
スカーフ :初手、スイーパー
タラプ :対特殊、詰ませ
チョッキ :対ゼルネアス
ラム:電気の一貫切り、受け崩し
【個別紹介】
(キョダイ個体)
悪ウーラオス@気合の襷
陽気 不可視の拳
175(0)-182(252)-121(4)-×-80(0)-163(252)
暗黒強打 インファイト 毒突き ふいうち
対面構築の襷枠。
カイオーガの雨を利用できる水ではなく、日食ネクロズマや黒バドレックスを意識して悪を採用した。
ミラーと最速ミミッキュ意識で最速とした。
『毒突き』は打つ機会が少なかったので『カウンター』に変えるべきだった。
襷が潰れてる状態で目の前に格闘技が通り、裏にメタモンがいる可能性があるときは『インファイト』を押してメタモン後出しをケアすることを心掛けた。
ミミッキュ@命の珠
陽気 化けの皮
131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)
影打ち ゴーストダイブ じゃれつく 剣の舞
対面構築の鬼。
ミラーと準速ウーラオス意識で最速とした。意地っ張りで耐久に振った型も候補だったが、準速ウーラオスの上をとれたお陰で拾える対戦もあった。
ザシアン入りに対して特に動かしにくかったが、それ以外には割と戦えていたのでまだまだミミッキュはやれると感じた。
カイオーガ@こだわりスカーフ
臆病 雨降らし
175(0)-×-111(4)-202(252)-160(0)-156(252)
しおふき 根源の波動 雷 冷凍ビーム
禁伝枠。超高級ウオノラゴン。
最速黒バドレックスとミラー意識で最速とした。
技構成はタイプ一致超火力の『しおふき』、命中不安に目をつぶれば安定して打てる『根源の波動』、必中で追加効果の優秀な『雷』、竜に対して打てる『冷凍ビーム』とした。
最終日前日までは凄まじい火力でコンセプトを実現させていた。
最終日にあまりにもメタられすぎており動かしにくく、そういう意味でもウオノラゴンであった。腐っても選出誘導として確かに機能していたが、シリーズ7でウオノラゴンを選出誘導枠として使うこととは明らかに状況が異なっていた。シリーズ8では禁伝と一般で大きく性能差があり、こちらだけ禁伝を思うように扱えない状況はかなり不利であった。そういった意味では禁伝枠で腐りやすいカイオーガを選択したことはミスだった。
サンダー@タラプの実
穏やか プレッシャー
197(252)-×-111(44)-146(4)-140(140)-129(68)
H:耐久を上げたいのでぶっぱ
B:ほぼ全てのラグラージのクイックターンに身代わりが残る、陽気鉢巻悪ウーラオスの暗黒強打を最高乱数切り耐え
D:タラプの実発動前特化命の珠サンダーのダイジェット+タラプの実発動後ダイサンダーを確定耐え
S:S+1で最速アーゴヨン抜きとなるS実数値128の上を取れる
放電 暴風 身代わり 羽休め
実質禁伝ポケその1。
DMを切ることでカイオーガやイベルタル、黒バドレックスと撃ち合える点と攻めから詰ませを単体で行える点を評価して採用した。
技構成は追加効果が優秀な『放電』、一致飛行技の『暴風』、様々な状況で役に立つ『身代わり』、高速再生技の『羽休め』とした。
『怪電波』を持ったサンダーが多く『身代わり』が活きることが多かった。
調整は使い慣れているS14のものを流用したがもっと良いものがあるはずなので誰かこっそり教えて欲しい。
メタグロス@突撃チョッキ
意地っ張り クリアボディ
187(252)-205(252)-150(0)-×-111(4)-90(0)
バレットパンチ 思念の頭突き 雷パンチ アームハンマー
他の五体ではどうにもならないゼルネアスを対処するために補完として採用した。
技構成は一致先制技の『バレットパンチ』、一致技の『思念の頭突き』、対テッカグヤ意識の『雷パンチ』、ダイナックルの媒体になりDM時に崩し性能を大きく上げられる『アームハンマー』とした。
選出する機会は多くなかったが、出した対戦は大体活躍したので補完枠として適切であった。
ガブリアス@ラムの実
陽気 鮫肌
183(0)-182(252)-116(4)-×-105(0)-169(252)
スケイルショット 地震 炎の牙 剣の舞
実質禁伝ポケその2。
電気の一貫切りと受け崩しのために補完として採用した。
不意の状態異常に屈するのは気分が悪いのでラムの実を持たせた。
技構成はS上昇で勝ち筋を大きく広げられる『スケイルショット』、一致技の『地震』、地面に耐性のある鋼を焼ける『炎の牙』、崩し性能を上げるための『剣の舞』とした。
補完としての採用だったが凄まじい活躍をしてくれた。AとSを上昇させる手段を持っているため勝ち筋を幅広くとることができ、DM時はダイドラグーンとダイアースで実質的な耐久を伸ばせるため打ち合いに非常に強かった。また、特性の鮫肌も優秀で削りを入れて後続の圏内に押し込むことができ、伝説が多く存在するSラインを上回っているのも素晴らしかった。
『スケイルショット』が肝心な時に当たらない、もしくは二発でとまることだけが欠点だった。
【最後に】
今期は非常に悔しいシーズンでした。途中まではとても調子が良く、最終日の夜23時頃に2ロムでレート2070前後に到達した時は上位を目指せるかもとウキウキしていました。しかし、その約二時間後メインロムが1900まで落ちてメンタルがぐにゃぐにゃになってしまいました。そこで構築を組み替えてサブロムを動かすことを考えましたが、なんとボックスにいる育成済みの禁伝がカイオーガとザシアンの二体しかおらず、絶望しました。シリーズ8は構築相性ゲーの要素が強いと理解しておきながら、複数の構築を用意しなかったことを激しく後悔しました。
何とも言えない順位で終わりましたが、このルールについての理解度は深まったのでムゲンダイカップではそれなりに頑張りたいです。
Twitter @HDzapdos
サムネ用画像
【S14 最終65位】終末ラオスミミカイリュー
【初めに】
穏やかと申します。S14お疲れ様でした。
S14で使用した構築について書いてみました。
浅い内容かもしれませんが、お許しください。
*本記事ではダイマックスをDMと記す。
【結果】
TN:Grapha 最終65位(2059)
【使用した構築】
【構築のコンセプト】
- 対面構築の基本(行動保証+高火力先制技)
襷水ウーラオス、珠ミミッキュ、ジュエルカイリューはいずれも高い行動保証と高火力の先制技を持っている。これらのポケモンを選出に多く絡めて後述のコンセプトと合わせて逃げ切ることを目指す。
- 初手ウオノラゴンorポリゴン2で超火力を押しつける
S12、13で使用した構築とは大きく異なり、本構築の基本選出は初手ウオノラゴンorポリゴン2+@2である。初手から場を荒らしていき得られたアドバンテージを裏の行動保証持ちで勝利に変換する。
【ポケモンの役割】
襷:後続からの詰め
珠:後続からの詰め
ジュエル:後続からの詰め
HC:初手
タラプ:選出誘導枠(刺さる時は出す)
スカーフ:初手
【個別紹介】
(非キョダイ個体)
水ウーラオス@気合の襷
陽気 不可視の拳
175(0)-182(252)-121(4)-×-80(0)-163(252)
水流連打 インファイト 毒突き アクアジェット
対面構築の襷枠。
今期は水ウーラオスを絡めたサイクル構築があまりにも多く、悪ウーラオスが大変動かしにくい環境であったので水を選んだ。
技構成は基本的な『水流連打』、『インファイト』、『アクアジェット』、『毒突き』とした。『毒突き』は対カプレヒレ専用技であるため、『雷パンチ』より威力の高いこちらを選択した。
非常に姿勢の良い悪ばかり使っていたので水のフニャフニャした姿勢の悪いモーションが気になって仕方がなかった。
ミミッキュ@命の珠
陽気 化けの皮
131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)
影打ち ゴーストダイブ じゃれつく 剣の舞
対面構築の鬼。
S12、13より確実に動かしにくかった。環境が煮詰まるにつれて完成度の高いサイクル構築が増え、簡単にいなされることが多くなった。7世代の時と同様に、シーズンが進むごとに交代ボタンの壊れた対面構築は通らなくなることを痛感した。
カイリュー@ノーマルジュエル
意地っ張り マルチスケイル
171(36)-202(236)-115(0)-×-120(0)-130(236)
H:非DM時、A特化ドラパルトのドラゴンアローをマルチスケイル込みで二連続最高乱数以外確定耐え
A:出来る限り高く
S:S+1で最速アーゴヨン抜き抜きとなるS実数値129の上を取れる
逆鱗 ダブルウイング 炎のパンチ 神速
意味不明アイテムを持ったカイリュー。
S12、13では拘り鉢巻を持たせていた。高い火力を得られるが技が固定となるため非常に取り回しが悪く、特に『神速』で削り残しを倒した後にミミッキュなどの霊を出されて詰んでしまうことが度々あった。そこでノーマルジュエルを持たせることで『神速』で削り残しを倒す動きを実現しながら取り回しの良さを向上させた。その代わり『逆鱗』で崩すことは出来なくなったが、ミミッキュでも崩しは出来るので問題無いと考えた。
技構成はタイプ一致高火力の『逆鱗』、ダイジェットの媒体となり襷や化けの皮を貫通することができる『ダブルウイング』、対ナットレイ意識の『炎のパンチ』、高火力先制技の『神速』とした。
ポリゴン2@進化の輝石
控えめ ダウンロード
191(244)-×-110(0)-172(252)-117(12)-80(0)
H:16n-1
C:特化
D:余り適当
トライアタック 10万ボルト 冷凍ビーム 寝言
対面構築の初手枠。
技構成は暇潰しに打つと何かが起こる『トライアタック』、火力重視の『10万ボルト』、抜群を取りやすい『冷凍ビーム』、欠伸展開を切れる『寝言』とした。
通りがいい時は積極的に初手DMを切って数的有利を実現させる。
サンダー@タラプの実
穏やか プレッシャー
197(252)-×-111(44)-146(4)-140(140)-129(68)
H:耐久を上げたいのでぶっぱ
B:ほぼ全てのラグラージのクイックターンに身代わりが残る
D:タラプの実発動前特化命の珠サンダーのダイジェット+タラプの実発動後ダイサンダーを確定耐え
S:S+1で最速アーゴヨン抜きとなるS実数値128の上を取れる
放電 暴風 身代わり 羽休め
ウオノラゴンや水ウーラオスの役割対象を出させるための選出誘導枠。
選出誘導枠だが選出に絡めやすい方がいいので前期使用感が良かったタラプの実で採用した。攻めから詰ませを単体で行えるのが魅力である。
技構成は追加効果が優秀な『放電』、一致飛行技の『暴風』、様々な状況で役に立つ『身代わり』、高速再生技の『羽休め』とした。
終盤にラグラージがありえない程増えたので『身代わり』が活きることが多かった。
ウオノラゴン@拘りスカーフ
意地っ張り 頑丈顎
165(0)-156(252)-121(4)-×-100(0)-127(252)
エラがみ 逆鱗 メガトンキック 寝言
初手に出してエラがみをする。
終盤では通りが良かった。DMを絡めた立ち回りが意外と強く、どの技も役に立ってくれた。
【最後に】
今期は非常に難しいシーズンでした。完成度の高い前期の上位構築が序盤から流行し、それらの多くが自分がよく使う対面構築と相性が悪く、序盤から思うように勝てませんでした。そこで新しい構築を作ろうと試行錯誤しましたがその全てが弱く最終日前日まで2000に行けませんでした。仕方なく前期の上位記事を参考に構築を組み、なんとか2000に行けたものの、初めて動かすポケモンが多すぎてすぐに溶けてしまいました。構築が無くどうしようもなかったので、結局いつもの対面構築を組み替えて使いました。
今期は微妙な結果で終わってしまいましたが、シリーズ7のルールは剣盾史上最高に楽しい環境でした。ポケモンの間で強い弱いの差こそあれどあまりにも飛び抜けた性能のポケモンはおらず、工夫次第で色んなことができる点が好きでした。ルールが3ヶ月で変更されてしまうのが残念でなりません。
来期からのシリーズ8では今まで全く触ってなかった禁止伝説が解禁されるので、まずはどういうポケモンがいるのか調べようと思います。
Twitter @HDzapdos
サムネ用画像