【S24 最終33位】襟巻ムゲンボルトランド
【初めに】
穏やかと申します。S24お疲れ様でした。
S24で使用した構築について書いてみました。
浅い内容かもしれませんが、お許しください。
【結果】
TN:Rusty red 最終33位(2027)
【使用した構築】
【構築のコンセプト】
【構築経緯】
S24ではムゲンダイナへの対策が薄く、明らかに他の伝説より動かしやすいことに気づいたため、ムゲンダイナから構築を組み始めることにした。持ち物は拘りスカーフとした。初手ダイマックスで荒らし、スカーフムゲンダイナで返しのダイマックスを仕留める動きがプレイヤーの腕に依存せず、わかりやすく強いと感じたためである。
初手ダイマックス+スカーフムゲンダイナの動きを作るために、ダイマックスエース枠でラム負けん気化身ボルトロスと珠エースバーンを採用した。ボルトロスは欠伸展開とカイオーガ軸に対して強い点、エースバーンはヌオー程度の受け駒であれば後出しを許さずサンダーなどと撃ち合える点を評価して採用した。
初手ダイマックス+スカーフムゲンダイナの動きだけでは単調すぎるので展開に幅を持たせるためにHBオボン剣舞ランドロスを採用した。物理へのクッションになりつつ自然に攻めに転じることができ、ムゲンダイナが一貫を取りにくいザシアン軸への勝ち筋になれるのが魅力である。
この四体では受け寄りの構築に勝つのが難しいので鉢巻悪ウーラオスを採用した。ムゲンダイナ、霊獣ランドロス、悪ウーラオスの三体は互いに相性補完がとれているため対面寄りのサイクルも仕掛けられるようになる。
最後に、相手のダイマターン枯らしや受け崩し、ムゲンダイナの一貫作り、ジガルデ対策、ムゲンダイナミラーでの龍技の一貫切りといった様々な役割を器用にこなせる呪い痛み分けミミッキュを採用して完成とした。
【ポケモンの役割】
スカーフ:中盤から出して切り返す
オボン:物理へのクッション
ラム:ダイマックスエース
鉢巻:受け崩し
フィラ:受け崩し、ターン稼ぎ、龍技の一貫切りなど
珠:ダイマックスエース
【個別紹介】
ムゲンダイナ@拘りスカーフ
控えめ プレッシャー
225(76)-×-116(4)-214(236)-117(12)-173(180)
ダイマックス砲 ヘドロウェーブ 火炎放射 シャドーボール
B:陽気霊獣ランドロスの地震最高乱数切り耐え
C:なるべく高く
B<D(DL調整)
D:臆病黒馬バドレックスのサイコキネシス確定耐え
S:+2準速ネクロズマ抜き、+1準速エースバーン抜き抜き抜き(即ちミラー意識)
伝説枠。
ボルトロスやエースバーンと同時選出する際は裏から出して相手のダイマックスを切り返しつつ、そのまま一掃する。
ランドロスと同時選出する際は二体の相性補完を活かして短いサイクルを形成し、ダメージレースを制する。
火力耐久素早さの全てが高いレベルで纏まっており、技の一貫さえ取れれば凄まじい制圧力を発揮するので、このポケモンの一貫を作ることを第一に立ち回る。
霊獣ランドロス@オボンの実
腕白 威嚇
196(252)-168(20)-149(204)-×-101(4)-115(28)
地震 空を飛ぶ 岩石封じ 剣の舞
B:陽気ザシアンの巨獣斬を95.4%で2耐え
S:+1で最速ウツロイド抜き抜き(ミラー意識)
物理へのクッションでありながら、剣の舞とダイマックスを絡めることでエースとしての運用もできる万能ポケモン。
ムゲンダイナとの相性補完に優れており、単なる初手ダイマックス構築で終わらない動きの幅を生み出す。
化身ボルトロス@ラムの実
陽気 負けん気
155(4)-167(252)-90(0)-×-100(0)-179(252)
ワイルドボルト 空を飛ぶ 馬鹿力 ビルドアップ
カイオーガ軸と欠伸展開に強いダイマックスエース。
今期のカイオーガ軸はカバルドンを採用して欠伸展開を絡めるのでラムの実の発動機会は多かった。
負けん気ボルトロスというポケモン自体のスペックはそこまで高くないが悪戯心ボルトロスの存在により自由に動けるターンを貰いやすく、スペック以上に場を荒らすことができる。特に相手が存在しない電磁波をケアして霊獣ランドロスに引いた瞬間に爆発的なアドバンテージを得ることができる。
本構築ではボルトロスとランドロスが同居しており、選出画面では対面操作技を絡めてコントロールしながら有利対面を作る構築にも見えるため、型の誤認による勝ちを拾いやすい。
負けん気は威嚇だけでなくダイアタックやダイドラグーンなどのダイマックス技でも発動するため、ダイマックス同士の打ち合いに強い。
最速ASにしたが明らかにSが過剰なので削るべきだった。
(非キョダイ個体)
悪ウーラオス@拘り鉢巻
陽気 不可視の拳
175(0)-182(252)-121(4)-×-80(0)-163(252)
暗黒強打 インファイト 不意打ち 燕返し
崩し枠。
バンギラスやヒードラン、ラッキーといったムゲンダイナが苦手とするポケモンに強く、その裏に負荷をかけて崩していく。
ダイキノコを手に入れるのが非常に難しいためキョダイ個体にできなかった。キョダイイチゲキを打てないことで負けたことはなく、むしろダイアークからムゲンダイナに繋いで拾えた対戦もあったので悪くなかった。
ミミッキュ@フィラの実
陽気 化けの皮
131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)
じゃれつく 呪い 身代わり 痛み分け
受け崩し、ターン稼ぎ、龍技の一貫切りなど色々できる便利なポケモン。
受け寄りの構築に対してはこのポケモンから鉢巻悪ウーラオスを展開することで楽に崩すことができる。
相手のダイマックスに対して身代わりを連打することで凌ぎつつ、呪いや痛み分けで削り後続の圏内に押し込むこともできる。
ムゲンダイナの一致技は無効タイプが存在することから、ムゲンダイナの一貫を作るうえで相手を削るだけでなく倒す必要性がある。そのため、Sの補助となる電磁波よりもじゃれつくを優先した。
(キョダイ個体)
エースバーン@命の珠
陽気 リベロ
155(0)-168(252)-95(0)-×-96(4)-188(252)
火炎ボール ギガインパクト 飛び跳ねる 不意打ち
ダイマックスエースその2。
中途半端な後出しを許さないため数的有利を作りやすく、ムゲンダイナの一貫を自然に作れるのが魅力。
非ダイマックス時の動きやすさを向上させて、ダイアークからムゲンダイナに繋げるために不意打ちを採用した。
【選出と立ち回り】
気分で選出することもよくあったのであくまで参考までに
・対カイオーガ
↓
ムゲンダイナ+ボルトロス+ウーラオス
初手ダイマックスボルトロスで荒らしてムゲンダイナとウーラオスで詰め切る。
・対ザシアン(攻め)
ランドロスをクッションとして丁寧に動かしつつボルトロスorエースバーンにダイマックスを切り、ムゲンダイナとランドロスの相性補完を活かして詰め切る。
ランドロスの通りが良さそうな場合は有利対面から剣の舞を積み、ダイマックスで崩していく。(この場合は非ダイマックスで弱いボルトロスは出さない)
・対ザシアン(受け駒入り)
↓
ムゲンダイナ+ランドロス+ウーラオスorミミッキュ
or
受け駒と同居しているザシアン軸にはこの選出。
かなり不利な構築なので目の前のポケモンを無視して積極的に裏に向かって技を押す。
S24ではヌオー入りが多く、レートを伸ばしきれなかった原因だと考えられる。
・対日食ネクロズマ
↓
ムゲンダイナ+ランドロス+ウーラオス
3体の相性補完を活かして短いサイクルをする。ネクロズマ以外の二体を落とし、数的有利を保ったままネクロズマにウーラオスの暗黒強打が入る状況に持っていく。
・対ムゲンダイナ(受け)
↓
ムゲンダイナ+ウーラオス+ミミッキュ
ミミッキュの呪い痛み分けからウーラオスを展開して崩す。
・対ムゲンダイナ(攻め)
↓
ムゲンダイナ+(ミミッキュ、エースバーン、ランドロス)から2体
(,,)から2体
ムゲンダイナの龍技の一貫さえ取れれば楽に勝てるのでそれを目指す。
構築的に困難な場合はランドロスかエースバーンを通す。
・対黒馬バドレックス
↓
ムゲンダイナ+エースバーン+ウーラオス
適当に荒らして、ムゲンダイナで詰める。
・対ジガルデ
↓
ムゲンダイナ+ミミッキュ+ランドロス
ジガルデに一度起点にされても良いので龍技の一貫を作るように立ち回る。ジガルデに展開された場合はミミッキュで流しつつ誤魔化す。
・対イベルタル
↓
ムゲンダイナ+ミミッキュ+ランドロスorボルトロス
or
初手のイベルタルにムゲンダイナを合わせて一度流し、ミミッキュを展開する。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。
シーズン中盤から忙しく対戦することができず、最終日前日からの挑戦になりましたがそれなりに勝ててよかったです。
何かあれば気軽にどうぞ
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